春休みも終わり、俺たちは高校二年生になった。
俺と吉木さんは、これまで以上に友好的な関係を築いていた。

http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1392204581/
117:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 22:52:14.46 ID:aVjIbmRb0
松岡に悪いと思いながらも、電話やメールをしていたし、ときどき、あっちから松岡の
愚痴を言われることもあった。

四月には、吉木さんの誕生日もあって、お祝いを口実に、長電話したりできた。
松岡のことはやっぱり悔しいけど、なんといっても、気持ちを伝えたのにも関わらず、
気持ち悪がらずに接してくれる彼女は本当に優しかった。

四月の終盤、あるうわさが元1年のクラスメートだった奴らから流れ始めた。
「吉木さんと松岡、別れるらしい・・・」

117:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 22:52:14.46 ID:aVjIbmRb0
春休みも終わり、俺たちは高校二年生になった。
俺と吉木さんは、これまで以上に友好的な関係を築いていた。
松岡に悪いと思いながらも、電話やメールをしていたし、ときどき、あっちから松岡の
愚痴を言われることもあった。

四月には、吉木さんの誕生日もあって、お祝いを口実に、長電話したりできた。
松岡のことはやっぱり悔しいけど、なんといっても、気持ちを伝えたのにも関わらず、
気持ち悪がらずに接してくれる彼女は本当に優しかった。

四月の終盤、あるうわさが元1年のクラスメートだった奴らから流れ始めた。
「吉木さんと松岡、別れるらしい・・・」

118:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 22:53:27.78 ID:NzXpqzzII
まさかのチャンス到来?

120:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 22:57:27.32 ID:aVjIbmRb0
その噂を聞いて心が跳ねる自分が居たのもまた事実だった。
松岡は部活が忙しく、彼女に対して冷めていたらしい。
吉木さんに対して「部活で集中してるから、あんまり構われるとイライラする」
とかなんとかいっていたらしい。
吉木さんは、本当に優しい子なのに
吉木さんは本気で松岡のことを好きでいるのに。
俺は心底松岡に腹が立った

126:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:01:46.83 ID:aVjIbmRb0
5月のある日、晩飯を食べようとしてた時吉木さんからいきなりメールが来た
「1年の男子のライングループなんか書いてないですか?」

俺は言われるがまま1年の頃の男子のライングル―プを覗いてみた。
そこには想像を絶する内容が書いてあった

松岡「わかれるわ」
友人A「マジかよ。吉木さんかわいいのに、もったいない」
友人B「別れる前にやっとけよ??wwww」
松岡「もうしたわ」
みんな「!!??」
松岡「新しい女でもひっかけるかな」

137: 忍法帖【Lv=30,xxxPT】(1+0:8) 2014/02/12(水) 23:06:34.32 ID:QxlkKarW0
ってそういえばガラケ時代じゃないのか
一年もせずに良くもまぁ普及したなおいw

138:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:06:51.25 ID:aVjIbmRb0
晩飯の途中だったけど、
俺は飯を食べきれずに吐いた。
吉木さんから、鬼のように電話が来た。
吉木「もしもし?俺くん?」
俺「吉木さん・・・・?」
吉木「ね、ラインなんて書いてあるんですか今?友達からすごく大丈夫?って連絡来るんだけど」
俺「・・・言えない」
吉木「お願いです。教えて」
俺「無理です」
俺は電話しながらまた泣いた

142:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:07:34.62 ID:aVjIbmRb0
>>137
ガラケーのときもラインはあったよ

143: 忍法帖【Lv=30,xxxPT】(1+0:8) 2014/02/12(水) 23:09:54.12 ID:QxlkKarW0
>>142
となるとその時ガラケだったのは>>1と吉木sだけ...
いやしかしその履歴があるということは持っていた?
ああもうわけわからぬ―――ってなに話してんだか

144:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:11:02.80 ID:f5Smunsu0
>>143
⁇『ガラケでもlineはできる』

145:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:11:06.60 ID:aVjIbmRb0
どうあがいても、松岡はクズだった。
クズでしかなかった。俺の中で、どこかあいつにかなわないところがあるから、俺は
吉木さんに選んでもらえないのだという諦めがつけた。
だけど、松岡の性根は本当に腐っていて。
クラスのラインで、みんなが好奇心でする質問にすべて答えていた。
こんなクズに、俺はずっと負け続けていたのかと、心底絶望した。

146: 忍法帖【Lv=30,xxxPT】(1+0:8) 2014/02/12(水) 23:12:17.24 ID:QxlkKarW0
>>144
『なん.....だと......!?』

147:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:12:25.12 ID:aVjIbmRb0
ガラケーでラインしたことないか?
普通にグループラインできるぞ
ほかのクラスメートはスマホ持ってるやつも多少いたからな

148: 忍法帖【Lv=30,xxxPT】(1+0:8) 2014/02/12(水) 23:13:23.79 ID:QxlkKarW0
>>147
親切にレスして頂きありがとうございます

154:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:16:38.40 ID:aVjIbmRb0
吉木さんには散々ラインの内容を聞かれ続けたが、
俺は絶対に言わなかった。

しばらくして、吉木さんは松岡に振られた
捨てられたってのが正しいかもしれない。

そして、最大の不幸が、振られた後に、吉木さんはほかの男子に頼んで、そのときのグループラインを
見させてもらってしまったことだ。
吉木さんは、男性不信気味になってしまった。
仕方のないことだと思う。本当に吉木さんは、松岡のことが好きだったんだ。

157:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:19:41.75 ID:aVjIbmRb0
振られたのは5月だったかな
振られた後の一週間ぐらい、毎日電話でわんわんお互い泣きあった。

俺じゃ埋められないことも承知だったけど、
俺は毎日彼女にメールして、電話して、彼女のよりどころであろうと努めた

早く松岡を忘れて、自分のところに来てほしいという下心があったからだ

159:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:24:16.57 ID:aVjIbmRb0
松岡に振られて一カ月くらいしたとき
俺は再び彼女に告白した。
電話だった。

だけど、俺は見事にきっぱりと振られた。
「まだ松岡の好きなの・・・ごめんなさい、俺くん」
俺はやけになってそのまま電話をブチり、
彼女と絶交することに決めた。
もうやってらんねーよってなるよ、さすがに

162:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:25:39.57 ID:Y7q9PMW10
気持ち分かるわ

ここまで大恋愛はしてないけど

163:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:28:59.67 ID:aVjIbmRb0
だけどさ、人間って忘れる生き物なんだよな
俺らどっちもバカでさ、絶交してから一ヶ月くらいしてから、どっちからか
連絡しちゃわけ。

お互い相談とか悩みとか毎日のように打ち明けあってた仲だったから、
俺はもう彼女なしじゃ生きていけなくなってて
依存みたいなものだった

絶交して復縁してから、
また毎日電話して(電話ってのはスカイプね)
夜もどっちかが寝てもつなぎっぱなしで
朝つなぎっぱなしの電話で「おはよう」って言いあう。
そんな毎日を繰り返してた

165:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:33:26.74 ID:aVjIbmRb0
毎日毎日電話して一緒に寝て、朝起きる
そんなぬるま湯みたいな関係に終止符が撃たれたのは、案外と早かった。

ある日を境に、吉木さんがスカイプに入らなくなった。
それがなぜだか俺には全く見当もつかず、不安な夜を何度も過ごした。

嫌われてしまったのか・・・
もう必要とされなくなったのか・・・
そんな不安が頭の中をぐるぐる回り続けた。

そして電話しなくなって数日がたったある日、部活内で聞いてしまった
「吉木ちゃん、本山とつきあいはじめたらしーな」

166:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:34:02.51 ID:aVjIbmRb0
ねむい

169:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:36:33.95 ID:aVjIbmRb0
それ聞いたのは、8月だったかな確か。
俺はもう何が何だかわけがわからなくなって、その日の夜
すぐに「スカイプ待ってる」ってメールした。

彼女はスカイプに入ってくれて、俺はすぐさま問いただした
俺「吉木さん、彼氏できたんだって・・・?」
吉木「・・・はい」

170:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:36:42.96 ID:kodDnMGe0
これは辛いな

175:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:38:51.58 ID:DytJPA3S0
泣ける

176:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:39:19.82 ID:755d95LH0
吉木sモテるな(´・ω・`)

177:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:40:35.16 ID:aVjIbmRb0
さすがに、キレたよ
何の情報もないまま彼女をとられる。
またしても・・・。
だってさ、松岡と別れた後俺告った時、松岡のこと好きっていってたじゃん
だからおれ今まで告白できずにいたんだ。

ちょっとぼーっとしてると、横からかっさらわれてしまう。
このときの俺はもう心底疲れ果てて、
電話で彼女に本気で怒鳴った。

180:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:44:35.32 ID:aVjIbmRb0
俺「どうして・・・!?どうして俺じゃダメなの!俺ずっと君のこと見てるんだよ!?」
吉木「ごめんなさいいい・・・ごめんなさいい」
俺は怒鳴りながら泣いてて、彼女は大泣きでで何を言ってるのか支離滅裂だった。
もう疲れたよ、ずっと好きでした
さようなら
これが2回目の絶交だった

182:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:46:47.05 ID:aVjIbmRb0
夏にこの経験をして、俺はもう1年の頃のような
純粋な恋愛などというものは、できなくなってしまったように思う。
なかなか、きれいな話じゃないけれど
こっからさきも長いです。眠くて文章が丁寧じゃなくなってるけど許してください

184:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:48:11.34 ID:r+W+zVKA0
がんばれええ

185:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:49:40.21 ID:aVjIbmRb0
縁を切ってから、数か月
俺は彼女のことを視界にも入れないようにと
できる限り考えないようにと努力し続けた。

そして、決心した
それは本当にきれいじゃない選択だったのだけれど。
彼女を作って絶対に幸せになってやると

188:名も無き被検体774号+ 2014/02/12(水) 23:55:16.57 ID:aVjIbmRb0
12月になり高校二度目の冬が来た。
俺はここで、決心通り彼女ができる。
同じ部活の人で、菜緒ちゃんという。
部活が同じだったから、大会とかで、話したり、メールしたりして
仲良くなってるうちに、だんだんひかれて行って
この人いいなってそう思えた。

12月の中盤、俺は部活終わりに菜緒ちゃんを正門前に呼び出し、
一緒に下校した。
寒空の下、俺は菜緒ちゃんに、駅前の道路で告白した。
返事はあっさりと「こんなわたしでよければ、よろしくおねがいします」
だった

190:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:00:24.20 ID:aVjIbmRb0
だめだねむい

191:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:01:00.52 ID:aVjIbmRb0
菜緒ちゃんは背が低く、ベリーショートのスポーツ好きな女の子だ。
付き合い始めて、数か月なんて、どうしていいのか分からず、ただ一緒に下校したり、
その辺の道を散歩したりしていた

ちょっと風呂入ってくる

192:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:01:31.24 ID:/AOnid/u0
(´・ω・)ノいてら~

194:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:02:03.75 ID:755d95LH0
保守

208:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:52:23.21 ID:6B/Q6dyG0
保守ありがとう
風呂で少しだけ書いてきた

209:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:52:57.22 ID:6B/Q6dyG0
あ、ID変わるのか

210:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:53:09.75 ID:bif/l62CI
>>1キター

212:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:55:26.44 ID:6B/Q6dyG0
菜緒ちゃんと過ごす日々は本当に楽しくて、毎日毎日菜緒ちゃんの新しい一面が見える度に、菜緒ちゃんのことが好きになって

付き合いはじめて、2か月くらいたった
部活終わりのテニスコート脇でで、2人で寝そべって星を眺めいた。
青春てこんな感じなんだなーってしみじみと思った。

そして、そこではじめて人生ではじめてのキスをした。
菜緒ちゃんは
「初めてチューしたのが俺君でよかった」っていってくれた。
菜緒ちゃんのこと、大切にしようってそう思えた。
彼女が作りたくて告白した菜緒ちゃんだったけど
ちゃんと好きだと思っていたし、好きだった。

214:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:57:18.08 ID:6B/Q6dyG0
クリスマスも、バレンタインも、ホワイトデーも、恋人らしいことをしながら
彼女ができた二年の冬はこうして終わり
ついにいよいよ三年になる。

三年になると部活もいよいよ引退の時期で、ものすごく忙しくなってきた。
そのせいで、菜緒ちゃんと会える時間がかなり減った。
会えない時間が多いせいで喧嘩になったり、なんだりしたけど、何だかんだうまくやれてた。

ただそれも、部活が終わってから夏が来て崩れることになる。

215:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 00:58:11.78 ID:6B/Q6dyG0
7月のある日のことだった。
いつものようにパソコンを開くと、あるはずのない着信履歴がそこにあった。
吉木さんだった。
俺はすぐさま電話をかけ直した。
吉木さんの着信履歴を見た瞬間、すべてが吹っ飛んだような感覚が包まれた。
彼女の声がまた聞きたいって思ってしまったんだ。
結局彼女は電話に出ず、次の日にようやく連絡が来た。
なんでも、最近すこし塞ぎこんでて、拠り所がほしかったらしい
そこで俺たちはまた、仲直りしてしまったんだ。
俺にはそのとき菜緒ちゃんがいる。あっちにも、本山がいる。
だけど、俺は毎日のように菜緒ちゃんではなく、吉木さんに電話を掛けるようになった。
吉木さんの声が聞きたい。
吉木さんとかかわりたい
吉木さんと、仲良くなりたい。

216:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:00:10.09 ID:6B/Q6dyG0
俺の菜緒ちゃんへ向けられていたはずの気持ちはすべて吉木さんへと向かっていった。
2人とも、お互いの恋人には内緒で、毎晩電話を繰り返した。

夏休みになり、ついに俺たちは遊ぶ約束まで取り付けてしまう。
菜緒ちゃんにはすごく申し訳ない罪悪感でいっぱいだったが、吉木さんは友達だと、自分にしつこく言い聞かせた。
ちなみに俺んちで遊ぶことになった。
2人で俺の部屋で密着して青鬼をやってた。
俺らはどっちもゲーマーでさ。
菜緒とゃんとは普段こんな遊びはしないなあなんて思いながらゲームしてた。
青鬼が出てくる度に悲鳴をあげる吉木さんが本当に本当にかわいくて、
ずっととなりにいれたらいいのにななんて邪な考えが頭をちらついた。
何事もなくゲームしたりお茶したりして、家を出た後、帰り道にあのときの公園によることになった。

217:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:01:49.46 ID:6B/Q6dyG0
思えばこれが分岐点だった。
吉木「なつかしいですねここ。いつぶりだろう」
俺「1年の終わりの三月だから…ちょうど一年半だ!」
吉木「もうそんなになるんですねぇ」
吉木さんと、あのときと同じベンチに座って、他愛のないはなしをした。

吉木「あのさ、私、本山くんと別れたんです」
俺「は!?」
俺「そ、そうなんだ…」
またしても期待で胸がふわっと浮いた。

219:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:03:29.44 ID:6B/Q6dyG0
だけど…
吉木「それでね、また松岡くんに告白しようと思うんです」
俺「」
何を考えてるのかホントにわからない
この女は本当にわからない
吉木さんの言い分はこうだった
本山くんと付き合ってるときも、松岡くんのことがわすれられなくて、ついこのあいだ、それをちゃんと本山くんに打ち明けて、きっぱりわかれたそうだった。
俺「また捨てられるかもしれないのに?」
吉木「うん」
俺「またずたぼろにされるまで散々されてポイかもだよ?」
吉木「でも、好きなの。自分でも頭おかしいって思うけど、好きなんです。」
吉木「都合のいい女でもいいからそばにいたいっておもっちゃうんです」

220:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:06:21.43 ID:/AOnid/u0
俺「」

222:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:07:28.71 ID:bif/l62CI
あーあ…

224:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:08:27.22 ID:bai9dhCd0
吉木はいいとこで裏切ってくれるな..

225:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:10:06.64 ID:6B/Q6dyG0
本当に意味がわからなかった。
もう松岡の何がいいのかとか、そんなベクトルの話じゃなく、この子も俺と同じだ。
依存してるんだ。
そう思った。俺がふとした拍子に吉木さんのことを思い出すように
彼女もまた、松岡が心の奥底にいるんだと。
その話を聞いて、俺は一年の頃持っていた、プラトニックな感情がよみがえってきた。
あの頃の悔しさが、せつなさが、歯がゆさ再びこみあげてきた。
吉木「もう・・・いこっか」
そういって彼女はベンチを立ちあがり、
俺はおもいきり彼女の背中に抱きついた。

226:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:14:00.52 ID:6B/Q6dyG0
一分くらい抱きしめてたと思う
その間俺はずっと、好き、好きなんだよ、彼女の耳に連呼していた。

吉木「ちょっ、ちょっちょちょ。あwfdj」」
俺「なんで、松岡なんだよ!どうしていっつもいつもいつもあいつなんだよ!」
吉木「駄目ですよ俺君には菜緒ちゃんが」
俺「なんで俺じゃだめなんだよ!!!」

227:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:21:43.59 ID:6B/Q6dyG0
吉木「ごめんね。でも好きなの。いろんな人犠牲にして、選んだ道だから、
ちゃんとやり遂げたいんです」
吉木「もう決めたから・・・」
彼女の頭をなでると、彼女は今まで見たことのないくらい切なくてやりきれない表情を浮かべた


そのあと、雨が降ってきて、二人でびしょぬれになりながら、駅まで帰った。
二人とも傘を持ってたのに、吉木さんが「私、今は雨にあたりたい気分です」といってたので
傘は差さなかった。

彼女が告白するのは8月4日だと聞いた

229:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:27:31.46 ID:6B/Q6dyG0
俺には菜緒ちゃんがいるのに、吉木さんと一線を越えてしまった
俺はその日、ものすごい罪悪感に駆られ、吉木さんに
「菜緒ちゃんと別れます」とメールを送ってから、
菜緒ちゃんに別れを切り出した。
吉木さんのことは言わずに、お互いこれから受験だからという
当たり障りのない理由で別れた。

230:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:29:41.16 ID:6B/Q6dyG0
うがあああああねむいいいいいいいい

235:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:39:25.75 ID:6B/Q6dyG0
8月4日が過ぎて、吉木さんにメールで聞いてみた結果、
結局のところ2日前に告白して振られたそうだった。

ここで松岡がオッケー出さなかったことだけが
俺にとって唯一の救いだった。

236:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:43:21.37 ID:6B/Q6dyG0
あーだめだー
明日同じスレ立てますきっと

237:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:48:57.08 ID:Zm5b1pz50
オヤスミン(ᐡωᐡ)

238:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 01:53:40.12 ID:/AOnid/u0
>>1乙でした

242:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 09:55:19.39 ID:k3yJVFD80
同じスレたてなくてもここでかいてくれ

243:名も無き被検体774号+ 2014/02/13(木) 10:03:45.86 ID:GpTpCvra0
そうだな、ここに書いてくれると助かるな

PickUp!